こどものことば
- 年をとって多くのことを忘れてしまったとしても、これだけは忘れないでいたいと思うこと。
ぼくの忘れないでいようと思うことは、すてきな思い出です。いまぼくが一番忘れたくない思い出は、保育園最後の運動会のかけっこでの思い出です。
保育園のかけっこは、グループに分かれて4人ずつ走ります。ぼくは毎年最終グループでこの年も最終グループで走りました。ゴールで先生がしゃがんでまっています。ぼく達がいきおいよくはしりすぎたのでゴールして先生にだきつくと先生は後ろにごろーんと転がってしまいました。そしてみんなで笑ってかけっこがおわりました。
なぜこれがすてきな思い出かというと、今はもうできないからです。今でもやろうと思えばできますが、ぼくたちが大きくなりすぎたので今やると先生がケガをしてしまうかもしれないからです。先生はあのとき小さいころから大きくなったぼくたちをだいて笑っていました。あのときより大きくなってしまったのでもうできません。
子供のころからの成長をみてくれていた人がいると思うと幸せな気持ちになれます。
すべてを忘れたとしても小さいころこんな幸せだったという思い出を覚えていれば幸せに生きていけそうな気がします。これからも幸せな思い出を作りたいです。
2022年03月13日