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お知らせ

2022年05月05日

5年目を迎えました。

みちくさ作文クラブは5年目を迎えました。

最近、生徒さんとのやりとりがますます楽しくなってきました。
正確に言うと、生徒さんの言葉に向き合い、何を伝えるのかを考え、書く時間がさらに楽しくなってきました。

ただ、この楽しさには苦しみも伴います。
ひとりひとりの文章に耳を澄まし、何がよくて何が足りないのかをみきわめ、それを過不足なくわかりやすく伝えるという作業は、私にとって多大なエネルギーと忍耐力を要するものです。
伝えるポイントとそれを説明する言葉は多すぎてもいけないし、少なすぎてもいけない。
小学生の生徒さんたちに理解・納得してもらい、次へとつなげてもらえるような添削にするため、書き過ぎた部分を大幅にカットすることもよくあります。
また、書いているうちに興に乗りついつい話が脱線してしまったときも、読み直して何が本筋かわからなくなるようであれば削り、ポイントがはっきり伝わる文章になるまで書き直します。
こうした一連の作業は私にはとても大変です。
でも同時に、とてもおもしろいです。
なぜなら、毎回がやったことのないことだからです。

私にとって作文の添削とは、生徒さん相手のいわば「出たとこ勝負」のようなものです。
自分自身のなけなしの知識と経験でどこまでできるか、毎回、頭に汗をかきかき挑んでいます。
その真剣勝負が、最近ますます楽しいのです。

私は教える立場にいますが、同時に学ぶ者でもあります。
生徒さんの文章は毎回私に多くを教えてくれ、私を鍛えてくれます。
本当にいい仕事に巡り会えました。
この仕事を始めることを決めた5年前の自分自身に感謝したいです。
こうした気持ちで5年目を迎えることができてとても幸せです。