こどものことば
- 自由作文
私はいつも横だん歩道をわたるとき、車が待ってくれたら急いでわたり、運転手さんにむかっておじぎをします。なぜかというと、前、学校の放送で「〇〇さんが横だん歩道を通ったときに止まってくれた車に向かっておじぎをしていたと地域の人からほめてもらいました。」といわれていて、私もそんなふうに放送されてみたいなぁと思ったからです。
そしてある日の事、給食の時間に急に放送が流れて「今日、地域の人から連絡があり、横だん歩道をわたっていた……」ときたので、「よっしゃー! とうとう放送してもらえる日がきた!」とよろこび、放送に集中していました。ところが、「小さな女の子がおじぎをしてくれていたそうです。みなさんも見習いましょう。」と放送は続きました。
私は身長が〇〇cmもあり、よく中学生に間違われるくらい背が高いので、その「小さな女の子」ではないだろうなと思い、こっそりがっかりしました。この話をお母さんにすると、「あんたすごい打算的だね。」と笑われました。
2023年09月30日