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こどものことば

毎週課題に取り組む中で生み出された子供たちの言葉。
こちらが教えているつもりで、いつも多くのことを教わります。
そんな言葉の数々を、かつて子供だったあなたにもお届けします。

*文章は本人および保護者の方の承諾を得て掲載しています。

(「かさじぞう」にちなんだ質問)
もし、あなたがおばあさんだったら、こめだわらを売ったお金でたべものを買わず、かわりに、おじぞうさんのあみがさを買ったおじいさんにたいして、どういうことを言ったり、どういうたいどをとったりしたと思いますか。

「いいんじゃない」と言います。
そして、ゆっくりとなりにすわります。

(2年生・女児)

2019年01月27日

(ある日の日記から)

ひさしぶりに、がくどうに、むかえに、きてくれました。じてんしゃにのってるときに、うれしかったことをはなしました。うれしかったです。

(1年生・男児)

言葉を尽くすことが最善、という自身の思いこみに疑いが生まれます。

2019年01月20日

干支の動物をテーマに短いお話を書いてみましょう。干支の動物であればいくつ選んでもいいです。おもしろいお話、期待しています。

さるととり

昔、仲の悪いさるととりがいました。ある日のことです。ゆうびん係のやさしいたつがとりのところへさるからの手紙をとどけに来ました。その手紙にはこう書いてありました。
「明日の朝、わんぱく湖で、かけっこやすもうなどをやろう。さる」

とりはその手紙を読むとすぐにこういいました。「こうしちゃいられない。」
するととりは明日のじゅんびを始めました。

いっぽうさるはもうわんぱく湖に来ていて、ずっととりを待っていました。

いよいよ対けつの日が来ました。とりが湖にいくとちゅうの一歩一歩には力が入っていました。さるととりはかけっこをしてもすもうをしても木登り競争をしてもひきわけでした。よくはずむきのこを使ってどっちが高くとべるか争っていました。すると上にいったときにさるととりが同時におたがいの手をひっぱったので犬の家の中に入り、中にいるねていた犬にぶつかってしまいました。犬は、ものすごくおこって、さるのおしりと、とりの頭の羽にかみつきました。

だからいまでもさるのおしりは赤くとりの頭の羽も赤いのです。
(とりはにわとりです。)

(4年生・女児)

こういう文章に出合えるから、この仕事はやめられません……。
ちなみにオリジナル原稿は挿絵付きで、「明日の朝、わんぱく湖で、かけっこやすもうなどをやろう。さる」は、葉っぱの絵にかかれていました。

2018年12月29日

(「ももたろう」にちなんだ質問)
そうぞうしてみてください。さいきん、あなたの学校に、よるになると、おにたちがやってきて、いろいろといたずらをしているようです。けさも、とうこうしたら、黒板はらくがきだらけ、花だんの花はひきぬかれ、プールは、おにたちでおおあばれしたのか、水が半分になっているしまつ。おにたちにいたずらをやめさせるには、どうすればいいと思いますか。

おにたちに、なんでやったかきく。

(2年生・女児)

まずは、そこからでした。

2018年11月16日

あなたにとって、おかあさんとはどんな存在ですか。

大切な、大切なたからもののようなそんざいです。

 

(問)では、おとうさんは、あなたにとってどんな存在でしょうか。

(答)家族のためにがんばってくれているそんざい。

(4年生・女児)

微妙な温度差が……。

2018年11月16日

はじめて、一人で買い物に行ったときのこと。
(家の人にたのまれたおつかいでも、自分の買い物でも。)

私が初めて、一人で買い物にいったのは、年少か年中だったと思います。そのときはお母さんにたのまれて、おつかいとして住んでいる所とほぼ同じ場所にあるスーパーに行きました。

その時、私はまだ小さかったので「一人で買えるかな。」「買った物をぬすまれたりしないかな。」と不安な気持ちでいっぱいでした。そして一番きんちょうしたのはレジでした。なぜかというと買う物のねだんの合計は自分の持っているお金だけで買えるのかなと思っていたからです。もしその時、お金がたりなくて「買えません。」と言われたら私はその場で泣いていたかもしれません。でも買うだけのお金があったので大丈夫でした。

私は今でも買い物に行くときにレジに行くと心ぞうが飛び出しそうなくらいバクバクします。しかしお金がたりると分かっているので、すぐにバクバクはおさまります。

(5年生・女児)

2018年11月16日

いくらおかねをだしても、買えないものはあると思いますか。
あるとすれば、それはどんなものでしょう。

ぜったいに買えないと思います。それは人です。
どんなにお金をだしても買えないと思います。

(4年生・女児)

2018年11月16日

(「しょじょじのたぬきばやし」にちなんだ質問)
①にでてくるおしょうさんは、たぬきたちがまい日、はらつづみをうってさわぐので、おてらをでていってしまいますね。もしあなたがおしょうさんだったら、どうしますか。おなじように、おてらをでていきますか?

でていきません。なぜかというと、音がくがすきなので、いっしょに、おどってうたいます。

(2年生・女児)

2018年11月05日

あなたがだれかのやくにたったときのこと、たとえば、だれかに「ありがとう、おかげで助かったよ」などと言われたときのことを教えてください。

とてもうれしいです。人のやくにたてると自分をとてもほこりに思うのです。
またそのときは心にハートが書かれています。そして一番の笑顔が作れます。

(4年生・女児)

2018年11月05日

きょうだいだけで、出かけたときのこと。

私はこの間、弟と二人で児童館に行ったのですが、その時のことをここに書きます。

児童館に行くまでの道は自転車で行ったのですが弟の乗り方が少しあぶなく、自転車なのに右を走っていたり言ってあげないとできないめんどくさい人でした。でも、児童館に行くという気持ちを持って自転車に乗っている弟はなんだか生き生きとしているように見えました。

二人だけでどこかへ行くのは楽しいことでもあり、あぶないことでもあります。

 

(5年生・女児)

なにげない日常のひとこまをさりげない文章でつづった作文ですが魅力があります。
弟の背中を見守るおねえちゃんの視線がいいです。よく見ています。
弟のはりきった背中もいいです。

2018年11月05日