海外在住者向け作文講座のご案内

こどものことば

毎週課題に取り組む中で生み出された子供たちの言葉。
こちらが教えているつもりで、いつも多くのことを教わります。
そんな言葉の数々を、かつて子供だったあなたにもお届けします。

*文章は本人および保護者の方の承諾を得て掲載しています。

「ももたろう」にちなんだ質問
そうぞうしてみてください。さいきん、あなたの学校に、よるになると、おにたちがやってきて、いろいろといたずらをしているようです。けさも、とうこうしたら、黒板はらくがきだらけ、花だんの花はひきぬかれ、プールは、おにたちでおおあばれしたのか、水が半分になっているしまつ。おにたちにいたずらをやめさせるには、どうすればいいと思いますか。

学校にくるならいっしょにべんきょうしますかとさそう手がみを書いて見えやすいところにはりがみをする。

(2年生・男児)

2022年03月13日

「おやゆびひめ」にちなんだ質問
おやゆびひめがもぐらをすきになれなかったように、よのなかには、どうしてもすきになれない人や、自分とは気が合わない人がいるようです。こういう人がみぢかにいたら、あなたならどうしますか。

その人と、少しきょりをおいて、その人の、いつもの様子をかんさつしてみます。どんな友だちと遊んでいるか、どんな話をしているか、どんなことがすきかなどをかんさつしてみて、もしかしたらなかよくなれるかもしれないか、ちょっと気があわないかもしれないかを考えてみて、もしなかよくなれそうだったら、その人のすきな話をしてみたりして、なかよくなります。

(3年生・女児)

2022年03月13日

干支の動物をテーマに短いお話を書いてみましょう。干支の動物であればいくつ選んでもいいです。おもしろいお話、期待しています。

ある日、うしと、さると、とりで遊んでいました。遊んでいるうちに、お昼になりおなかがすきました。三人が食べ物をさがしていると、さるがりんごの木を見つけました。さるは「うしくん、とりくんおいでよ。おいしそうなりんごがなっている木を見つけたよ。」と言いました。さるは、木にひょいと登り、鳥はバサと羽をはばたかせて、木に登りました。けれども、うしは、高くジャンプもできず、羽もないので木に登れませんでした。ジャンプしてがんばって登ろうとしているうしを見て、さると、とりは「アハハ」と笑いました。うしは、しかたなくりんごをあきらめ森の中へ食べられる食べ物をさがしにいきました。うしが食べ物をさがしにいき見つけたので、さるととりに知らせようとした時、見まわりをしている人間に、ゆだんしていたとりとさるが見つかり「あっ」というまに長いあみに入れられ動物園行きのトラックに乗せられてしまいました。その直後にきたうしは、草むらにかくれ見つからずにすみました。とおざかっていくトラックを見ながら、もし自分に羽があっていっしょにりんごを食べていたら、と思うとゾッとしました。動物にとって自由はとても幸せなことなのです。うしは自分がうしであることにはじめて良かったと思いました。

(4年生・男児)

2022年03月13日

(「てんぐの はうちわ」にちなんだ質問)
てんぐのように、わたしたちの目にはっきりとみえるわけではないけれども、どこかにいるかもしれない、と思うものはありますか。もしあれば、それはどんなもので、どんなときに、どんなことをするのかなど、わたしにくわしく教えてください。そんなものはどこにもいない、と思う人は、なぜそう思うのか、書いてください。

どこかにいると思うものは、サンタさんです。サンタさんはクリスマスの夜にプレゼントをもってきます。でもいないかもしれない、サンタさんはお母さんかもしれないと思います。なぜならみんなのサンタさんはゲームをもってくるのに家に来るサンタさんはゲームをもってきません。先生はどう思いますか。お母さんは「プレゼントをもってくるのはサンタさんだ」と言っています。

(2年生・男児)

(この文章への講師からのコメント)
○○くんのところにゲームのプレゼントがこないのには、なにかりゆうがあると思うのです。そして、そのりゆうをきめているのは、サンタさんではなく、空のずっと高いところにいる大きなそんざいのようなきがします。そして、○○くんが、いまの家に生まれるのをきめたのも、この大きなだれか(なにか)のようなきがします。○○くんがいまの家に生まれるのがきまっていたように、○○くんのもとにゲームいがいのプレゼントがくるのも、はじめからきまっていたことのようなきがします。なぜ、きまっていたかというと、人にはそれぞれ、このよでのやくわりがあるとわたしは思うからです。○○くんのところにゲームがこないということは、○○くんがゲームをしなかったからこそ、できるようになったことや、わかるようになったことで、○○くんはしょうらい、このよのためになることをしていく、ということなのかもしれません。それがなにかはまだわからないけれども、○○くんには、ゲームをもらった友だちとはまたちがったやくわりが、あたえられているのではないかと思います。

こういうふうにかんがえると、サンタさんは、空の高いところにいるだれか(なにか)のおつかいをしているのではないかな、とも思えてきます。サンタさんはそのだれかに言われたとおりに、プレゼントをはこんでいるだけなのかもしれません。もしかしたら、せかいじゅうのおとうさんやおかあさんたちに、ちょっとてつだってもらうこともあるかもしれません。なんといっても、サンタさんはひとばんでせかいじゅうのこどもにプレゼントをくばりおえなければならないのですからね。おおしごとです。

でも、それぞれのこどもに、それぞれのプレゼントがくるりゆうは、はじめからきちんときめられていると思うのです。だから○○くんは、じぶんがもらったものをもういちどよく見て、それをだいじに使うことをだいいちにかんがえるといいと思います。プレゼントにかぎらず、わたしたちは、人のものがついついよく見えてしまいます。でもじつは、じぶんだって、いいものをたくさんもっているのです。そのことにきづいた人が、このよでしあわせになれる人ではないかとわたしは思います。○○くんには、じぶんがもっているいいものや、今のじぶんの家やかぞくのいいところをたくさん見つけて、しあわせになってほしいです。○○くんは今、なにをもっていますか。どういうことに、めぐまれているでしょう。それをたくさん、見つけてください。それが、このせかいでのじぶんのやくわりを見つけるヒントにもなります。

2022年03月13日

「かぐやひめ」にちなんだ質問
かぐやひめは、じつは月のせかいの人でした。ではいったいなぜ、かぐやひめは、ちきゅうにやってきたのだとおもいますか。

うちゅうは、こきゅうがしにくいので日本にきたんだと思いました。月の人は、子どものときは、ちきゅうですごすきまりになっているのだと思います。

(2年生・男児)

2022年03月13日

1年生の日記から

○月△日
わたしのすきないろは、ラベンダーいろです。どうしてかというと、かなしいときでもはげましてくれそうないろだからです。わたしのランドセルもラベンダーいろです。

(1年生・女児)

2022年03月13日

「こぶとりじいさん」にちなんだ質問
おはなしの絵を見てください。このおにたちは、ひるまはどんなことをして、どんなふうに暮らしていると思いますか。

年に一どのせつ分にそなえて毎日体をきたえていると思います。

(2年生・男児)

2022年03月13日

お酒を飲んでよっぱらった大人たちを見て思うこと。

ぼくのよっぱらいのイメージは、テレビドラマなどでみる、外をフラフラ歩く人です。お母さんやお父さんは、よっぱらうとフラフラするか分からないけど、顔が赤くなっていつもより陽気な感じになります。(特にお父さんは。)ぼくは、お母さんやお父さんのように、陽気な気分になる分にはまだいいけれど、ドラマのようなフラフラするよっぱらいにはなりたくないなぁと思います。

ぼくは、炭酸水を飲みながら、ポテトチップスを食べておいしいなと思う事があります。だから大人も同じ気持ちでたまにお酒がのみたくなるのかなと思います。ぼくはお酒を飲んだ事がないので、フラフラに歩くくらい、お酒をのんでよっぱらう人の気持ちは分かりません。だからぼくがおとなになってお酒を飲める年れいになったらお酒を飲んで、少しでもよっぱらう人の気持ちが分かりたいなぁと思います。

ちなみにお母さんは、真夏の暑い日にキンキンに冷えたビールを飲むのは格別だと言っています。先生にとっての格別なお酒の一ぱいはありますか。(ぼくのピアノの先生はお酒を飲まないそうです。)

(5年生・男児)

(この作文への講師からのコメント)
最初にご質問にお答えすると、夕方、仕事を終えて、家で夕日を見ながら飲むお酒は、ビールであれワインであれ、私にとっては格別の一杯でした。「でした」と過去形になっているのは、今はほとんどお酒を飲まないからです。なぜ飲まなくなったかというと、ある日突然、「ああ、もう一生分飲んだな。お酒はこれでもうおしまい。」と思ったからです(笑)。今は、親族や友達と集まったとき、乾杯の一杯ぐらいはおつきあいで飲むことはありますが、それ以外はほとんど飲みません。けれども、なんといっても一生分は飲んだ身ですから、○○くんのお母さんのおっしゃる、真夏に飲む冷えたビールのおいしさはとてもよくわかります。このお母さんの子どもである○○くんも、大きくなったらきっと、お母さんのお気持ちがわかるのではないかと思います。

さて、作文ですが、お題について自分なりによく考えて書けていました。テレビドラマで見たことと、実際に見たお父さんやお母さんの様子を比べて思ったことを書いたり、自分が炭酸水とポテトチップスを食べるときの気持ちをもとに、お酒を飲んでよっぱらう人のことを想像したりと、具体的に考えることができていた点がとてもよかったです。こういうふうに具体的に考えると、作文はとても書きやすくなると思います。これを別の言葉で、「題材(お題)を自分に引きつけて考える」と言います。自分に引きつけて考えることができると、書きやすくなる上に、自分にしか書けない作文に仕上がることが多いです。そしてこういう作文は、読む人にとってもおもしろいものです。実際、今回の○○くんの作文は読んでいてとても楽しかったです。

これに対して、お題を自分に引きつけることができていない場合は、書くのに時間がかかったわりには、読む人にとっておもしろいと感じられない作文になることが多いです。なにより、書いた本人がおもしろいと感じられないことが多いです。ですから、いったん書き始めて自分でもおもしろくないなと感じたら、思いきって別のお題に変えるのもひとつの方法です。「せっかくここまで書いたのに……」という気持ちを捨て、新たなお題に取り組んでみたら、自分との接点が見つかってあっという間に書き上がる、ということもよくあることです。「今週の物語・表現」で文章のリズムについて学びましたが、このリズムは、書いている人のわくわくした気持ちと結びついて生まれることも多いです。生き生きとしたその気持ちに乗って言葉が生まれてくることもあるのですね。ですから、ものを考えたり書いたりするときは、自分の心と頭が元気なときにするといいかもしれません。

2022年03月13日

作文のむずかしいところ、楽しいところ。

わたしの作文を書くときむずかしいことは、自分の考えを具体てきにあらわすことです。たとえば、「すごい」と思ったなら、どのように、なぜすごいのかを考えて書くことです。また、自分の思った言葉に一番あうセットの言葉を見つけることです。

そのむずかしいことをのりこえるには、ふかく考えることがだいじなのかな、と思います。たとえば、「○○○することが楽しい」と思ったなら、なぜ、楽しいと思ったか、「楽しい」を自分なりの言葉にかえられないかを考えたり、あたまに思いうかんだ言葉をかみにそのままかいたうちの中から、ぴったりな言葉を見つければ、のりこえられると思います。

楽しいところは、むずかしいことをのりこえたときにそれを文章にしてかくことです。

わたしは、みちくさ作文でもこのむずかしいことをのりこえる方ほうでさいしょからやっていて、自分でもうまくかけたと思う作文を書いてきました。これからもつづけたいと思います。

(3年生・女児)

2022年03月13日

水がおいしい、とはどういうことだと思いますか? おいしい水とは、どういう水のことをいうのでしょう? あなたの思うことを、じゆうに書いてみてください。

へんなあじじゃなくてぬるくないお水だと思います。とくにすごーくのどがかわいている時は、おいしくかんじます。水のあじは、ないのにおいしくかんじることがあるのは、なんだかとてもふしぎです。

(2年生・男児)

2022年03月13日

みちくさクラブの文章講座